たまに見かける光景

暑くなってくると通勤電車のラッシュが嫌ですね。
特に夜も更けてくると、汗とお酒と化粧品の臭いが入り交じったりして、
そこへ餃子を食べた集団が乗ってきたりしたら･･･。

そんな満員電車にも関わらず、

なぜか一つだけ席が空いていたりすることがありませんか？
ど〜〜〜も誰も座りたがらないところには、
霊が座っているとも言われているのですが･･･。

終電間際の満員電車に乗り合わせた先客は･･･

ある晩、筆者の後輩Yくんは残業に疲れ、

満員電車に乗り込んだのですが、
ふと気がつくと少し離れたところに、
一箇所だけ空いている席があるんです。
「次の駅では、かなり大勢の人が降りるはずだから、
　うまい具合に移動できたら座ってしまおう」
そう思ったYくんは虎視眈々と空いている席を見つめました。

ようやく隣の駅に到着すると案の定、かなりの人が降車します。

「今だ！」と移動したYくんですが、
タッチの差で酔っぱらいのおじさんに席を取られてしまいました。
ところが偶然、その向かい側の席が空いたので、
Yくんは「ラッキー！」とばかりに座り、
おもむろに寝る態勢に入ったのですが、
なぜかその日は目をつぶっても、音楽を聴いても
寝ることができない。
それならと、iPhoneでゲームを始めたのですが、
向かいの席に座る酔っぱらいのおじさんの動きが、
気になって仕方ないのだそうです。

居眠りをする酔っぱらい特有の、ゆ〜っくり動いて、

ガクンッとなってみたいな感じではなく、
ずっと同じテンポで動かされているような、
何かに操られているような感じがしたといいます。
（隣に座る人はかなり迷惑そうだったそうです）

やがて乗っている人影がまばらになり、

電車は、Yくんが降りる終点の駅に到着しました。
向かいの席に座るおじさんが気になるYくんは、
電車を降りてホームでしばらく様子を見ることにしました。
すると駅員さんが電車に乗り込んで、
忘れ物らしき荷物を探したり、
酔っぱらいを起こしたりし始めたのだそうです。
「これで、あのおじさんも起きるな」
Yくんは立ち去ろうとしたのですが、
駅員さんの悲鳴で足を止めました。

気になって仕方ないので、

駅員さんに声をかけると、向かいの席に座っていたおじさんが死んでいるというのです。
「ついさっきまで、ゆ〜らゆ〜ら酔っ払って動いてましたよ」と説明したYくん。
ところが、バタバタと担架を持って駆けつけてきた救急隊員によると、かなり前に窒息死していたのでは、と言うのです。
「変だなぁ」そうYくんが考えていると、止まっていた電車が車庫へ行くのか動き出しました。
ふと、さっきまでおじさんが座っていた席を見ると、

もの凄く怒った形相をした

女の人が座っているのです！！！

その瞬間、Yくんは思いました。

「あの席に、もしオレが座っていたら･･･」

いま、乗っている電車に1箇所だけ空いている席はありませんか？

それとも、あなたの隣になぜか人が座りたがらないことは？
Zooooneでは、読者の方からの電車にまつわる怖い話しをお待ちしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

この席も動物霊に憑かれているような･･･