公園の廃車
- 2011年 8月 21日
- カテゴリー : パラノーマル(心霊現象) . ミステリー Zoooone
- 投稿者 : Soogie
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不自然な廃棄物筆者が以前住んでいた公団は、かなり敷地が広く、建物のまわりは私道だったこともあり、車を捨てに来る人たちがいました。
たまたま筆者も捨てていく人を見かけたこともありますが、何か怪しいんですよね。
逃げていく時の表情が、ミョーにホッとしていたりして。

さて、これは筆者の友人Fが行きつけの飲み屋で知りあった、元ホームレスの源さん(仮名)から聞いた話です。
ある日、横浜のドヤ街で手配師が大工を数名探しているという話をホームレス仲間から聞いた源さん。
それなら観光がてら横浜に行ってみるか、と言うことになったのですが、電車代ももったいないので拾った自転車でエッチラオッチラと横浜に向ったのです。
当時、ちょうど“ら○ぽーと”ができたというので見物をして、じゃあそろそろ横浜駅の方面へと自転車を漕ぎ出してしばらくすると、急に雨が降ってきました。
「まいったなぁ、どこか雨宿りできる場所は・・・」と思ってあたりを見回すと、ちょうど右側が公園であることに気づきました。
「公園なら東屋とかあるんじゃないか?」と源さんは公園に自転車を乗り入れました。
しかし、公園の中は自然の山や森をそのまま利用していたこともあり、しばらく自転車で走っても東屋など見当たりません。
遠くから雷鳴も聞こえてきました。
すると突然、人目を避けるように車が捨ててあるじゃないですか!
しかもラッキーなことにドアがロックされていません。
「おっ、いいところに車が捨ててあるじゃねえか、キーがついてたら乗ってっちまうか」とホームレス根性丸出しで考えたそうです。
源さんが運転席に乗り込むと同時に雨足は強くなり、近くに雷が落ちたような大きな音がしたそうです。
「いやーっ助かったなぁ。さあて鍵はあるかな・・・」鍵を探してみましたが、さすがにありません。
「チッ、まぁしょうがねえか。しかし何で横浜に千葉ナンバーの車が捨ててあるんだ?」そんなことを考えながらシートをリクライニングさせ、雨が止むのを待つことにしました。
そのうちに源さんは、眠ってしまったのだそうです。
どれぐらい経ったのでしょう、まだ雨足は強かったのですが、虫か何かが頬にとまったことで目覚めた源さん。
頬をボリボリと掻いて、そのままウトウトしていると額に雨がポツリと落ちてきました。
「何だよ、この車、雨漏りするのかよ」そう思って目を開けると、
長〜い黒髪の女性が源さんの顔を覗き込んでいるじゃありませんか!!!
しかも、雨だと思ったのは血で、女性の顔は血まみれで真っ赤だったのです!!!
「ギャーーーーーーーッ!!!!」
飛び起きた源さん。
しかし、見回してみると誰もいません。
次の瞬間、後部座席側から物凄い力で引っ張られて、またシートに仰向けに倒れてしまいました。
またもや頬には、こそばゆい感触が・・・「虫だと思っていたのは、この女の髪の毛だったのか」ようやく気づいたのですが・・・女性の冷たい手が、万力のような力で源さんの首を絞めてきたのです。
「グッ・・・・ゲッ・・・・・た、助けてくれ・・・・・」
女性に首を絞められながらも、源さんは何とか逃げ出そうと手を伸ばし、ドアを開けることに成功。
必死で車から転がり出ると自転車に飛び乗り、雨の中を激漕ぎで逃げたそうです。
その後、噂で聞いたのは、「千葉県で女性を殺害した犯人が、死体を運んだ車を処分するために横浜まで乗ってきて、あの公園に乗り捨てたらしい」という話でした。
筆者も目撃していた問題の車
さて、この話を聞いた筆者。
「それって、○○○○○の向いにある公園じゃないか?」とFに尋ねると、その通りだと答えました。
実は、筆者もその車を目撃してデジカメに収めていたのです。
その公園内をMTBで走っていたところ、突然現れた白い車。
確かに近くに民家もあるので車が入ってこれる道は途中まであるのですが、それでもここまで車を乗り入れるのは大変なはず。なんせ、すっごい道が細いんですから。しかも千葉ナンバーですから、怪しさ満点だったのです。
あなたのお住まいの近所にも放置されている車などがありませんか?
Zooooneでは、読者の方からの情報をお待ちしています。でも、間違ってもそんな車に乗ってはいけませんよ。
ちなみに車の画像は、この下にありますが・・・・
お祓いとかしていませんから!
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