Googleにアップされた死海文書

死海文書

昨年10月19日、おやおや?というニュースが流れました。

それは、死海文書がスキャンされてGoogleにアップされたというのです。
電子書籍ブームは世界中に起きていますが、まさか、こんなところにまで!と実感するようなニュースでした。
死海文書は、紀元前2世紀から紀元後1世紀の間にヘブライ語のほかにアラム語・ギリシア語で書かれた、この時代としては事実上唯一のユダヤ教聖書の文書であり、聖書の内容がこれまで劣化されることなく、比較的正確に伝えられてきたことを証明する貴重な資料。
“死海”なんて冠がついているので不気味そうですが、イスラエルの死海のそばの洞窟で発見されたから“死海”というだけなのです(もし佐渡島でみつかっていたら“日本海文書”となっていたでしょう)。icon_lol.gif

そして死海文書の発見は、かのノストラダムスも予言していたと言います。

その予言とは、

「失なわれ、長い間隠され、再び見出される。 一人の羊飼いは、半ば神のように尊敬される。 かくして月は、かの長い時代を終える。 他の風説は、不名誉を得るだろう」というもの。

この予言のとおり、死海文書は羊飼いが偶然、洞窟で発見したのです。そして、聖書研究の常識を覆してしまったのです。

ちなみに死海文書は、“死海写本”とも呼ばれているそうです。ということは、写本–––つまり写しであって、オリジナルは別にあった?! ということなのでしょうか?

ともかく、日本人には「まったく何のことやら」という話なのですが、死海文書は聖書をまとめるときに「これは、ボツ!」となっていたお話しをまとめた、いわゆる“NG集”的なものではなく、「これが知れ渡ったら、ちょっと立場上困るよね」と封印されたお話しが記載されていたり、伝説と言われていた出来事が史実だったと証明されたりと、ユダヤ教やキリスト教のみならず、人類(特にヨーロッパ人)の歴史においても大変貴重な内容なのです。onegai03t.gif

終末を予言する死海文書
また死海文書は、すべての予言書のもとではないか?という研究者もいます。
“戦いの書”では、“光の子”と“闇の子”と呼ばれる2派の戦いが描かれていたり、宇宙的規模の破局を描いた壮大な叙事詩“感謝の詩篇”では、「亡びの矢は一斉に放たれて、あやまたず命中する。それはきらめく炎とともに襲いかかり、そこで水を飲む者らは、みな消え失せる」なんて核戦争のような記述もあり、来るべき人類の破滅の様相が非常、かつ克明に描写されているとも言われています。
こんな恐ろしいものが、ネットの世界に解き放たれるなんて!

しかも、Googleですから!

“人類が築いてきた知(文字化され、言語化された知)の全インデックス化”を目標としているGoogle。
いつのまにかブラウザのキャッシュを読み込んで、ユーザの動向を数値化している(気がする)Google。
プライバシー侵害なんて気にもせず、写真を撮りまくり地図にしてしまった(とっても便利!)Google。
地球をデータ化しまくり、ついには火星にまで進出中のGoogle(宇宙人見つけて!!)。
死海文書に関しても、何か企んでるとしか思えませんw03.gif
今後も筆者は、Googleの動向を追っていきたいと考えています。

ただ、今回の電子書籍化で筆者は危惧していることがあります。

それは、Googleの思惑に反して、死海文書がいつの間にか人工知能を持ったプログラムとしてネットで暴走し、Googleのデータベースから世界中のパソコンに潜り込んで、人類補完計画を始動してしまったら・・・ga-n01.gif

もしかしたら、サードインパクトは、すぐそこまで来ているのかもしれません!!!!!

電子書籍化でリリスは、蘇ってしまうのでしょうか?

Zooooneでは、読者の方からの死海文書やGoogleに対するご意見をお待ちしています。